2. 普通のBASICとの違い

まず、普通のBASICプログラム(N88やQuickなど)を移植する方が多いと思いますが、F-BASIC独自の規格の命令文が、結構あるため、とまどう方も多いと思います。違いは製品版のヘルプにも書いていますが、ここで主なもので使用頻度の多いものを列挙します。

N88-BASICから
Ver 3.1〜5.1
LINE<Q> <N> LINE(X1,Y1)-(X2,Y2),pset,COLOR(,BF)
CLSCLS 機能[1→4,2→5,3→0]
BEEP0や1で音のの入切を設定できません。
音は、Windowsのエラー音がなります。
AUTO行番号は必要ありません。
また、この命令のような実行プログラムでなく一発で起動する
命令はすべて対応していません。
RND(A)0〜Aまでの乱数→Aが正のとき0〜1の間での乱数
[rnd(A)→rnd(1)*A]
命令文を打ってリターンで即実行(EX.AUTO,LIST,RUNで
自分のプログラムを実行する,SAVE,LOAD)はできません。


QuickBasicから
Ver 3.1〜5.1
LINELINE(X1,Y1)-(X2,Y2),pset,COLOR(,BF)
LOCATELOCATE(Y[0-],X[0-])→LOCATE(X[1-],Y[1-])
PLAYかわりにMCIで、MIDIやWAVをならして下さい。
ラベルラベル名:→*ラベル名
RND(A)0〜Aまでの乱数→Aが正のとき0〜1の間での乱数
[rnd(A)→rnd(1)*A]
QuickBasicのように、F5を押して即実行はできません。
F-BASICは原則として、翻訳し実行ファイルを生成してから、実行します。


以上のことを変更すれば、大概の簡単なプログラムは動くと思います。特に「LINE」文に関してはかなり変更はめんどくさいのですが、なれると結構使いやすいでしょう。 F-BASICは原則として、翻訳し実行ファイルを生成してから、実行します。

また、普通のBasicなどでは、非アスキー形式の保存が標準ですが、F-BASICでは、アスキー形式でしか読み込むことができません。N88の場合は、save命令の後ろのに,aをつけて保存し(機種により若干異なります)QuickBasicの場合は保存のときに「テキスト形式」を選択してから保存しましょう。

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