1.F-BASICとはなにか
イベント駆動型 |
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手続き型 |
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F-BASICとは、簡単に言うとパソコンソフトを作るソフトです。
最近の、フリーソフトなどをみるとVisual BasicやVisual C++、
Delphiなどがほとんどをしめ、F-BASICのフリーソフトをさがそうと思っても、そう簡単に見つかりません。
Vecterの方で、1個か2個くらい見たことがありますが、やはり、
ほとんどは、Microsoft社製の開発言語によるものです。
しかし、F-BASICは1990年ころまで使われていたBASIC言語で書かれた
ソフトをWINDOWS上で動かすことができます。また、初心者でも非常に簡単にソフトを作ることができます。(ここからの話は、Ver 3.1以上を想定しています。)
簡単にできるというのは、今あげた開発ソフトはすべてイベント駆動型という少しわかりにくい形式の開発言語なのです。一方、F-BASICはどちらでも、可能なので初心者はまず手続き型からやると良いでしょう。
イベント駆動型は、右図のようにイベントが発生するまで、処理を待ちます。(イベントとは、「クリックした」「ボタンが押された」などの外部からの処理などを指します)そして、あるイベントに対してして、この処理をするというように、一見簡単そうですが、これをプログラムするというのは、かなりの労力を要します。
一方、手続き型は、プログラムされたことを上から順番に、処理して行くだけで、プログラムは非常に楽です。パソコンはプログラムを書いた順番通りに処理をしてくれます。時々、条件分岐で別の処理をさせる(赤矢印)事によって、どんどん複雑なプログラムを作ることが可能になります。
両方とも、いろいろ特徴がありますが両方とも使えるF-BASICはどちらか片方だけわかっていればできます。でも、最初は手続き型からやった方がいいでしょう。
最近では、いきなりVisual Basicなどに手を出して、わけが分からないと言う人も多いようです。そんな人は、F-BASICで一度手続き型を覚えてから、Visual C++等をやるというのも良いと思います。
BASIC初心者の人は1-2.と1-3をとばして1-4.基本F-BASICプログラミングを見て下さい。
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